トランプ村はどこにあるのか?目的は何なのか?
(c)AFP
インドの小さな村が「トランプ村」と名付けられ、アメリカ大統領トランプ氏の顔入りの標識が設置されたことが話題になっています。
この記事では、
・果たしてトランプ村とはなんのか?
・トランプ村はどこにあるのか?
・トランプ村の目的は何のか?
・なぜトランプ氏なのか?
等について記載しています。それではご覧ください(*^_^*)
概要
インドでトイレ普及活動を手掛ける慈善団体がトランプ米大統領の知名度を募金集めに生かそうと、北部ハリヤナ州の小村マロラを「トランプ村」と名付け、同氏の顔写真入りの標識を設置した。
「スラブ・インターナショナル」というこの団体は、これまでにインド全土で150万個のトイレを設置したという。
団体創設者は、標識の設置がインドにおける重大問題の啓発につながればと期待を寄せ、「このような働き掛けが富裕層や企業、その他の寄付者を動かす可能性がある」と語った。
「改名」は純粋に象徴的なもので、地図などには従来の地名が引き続き記載されるが、住民はこれを受け入れるとしており、恩恵に期待を寄せている。
ただ、米ホワイトハウスやトランプ一族からは許諾を得ていないという。
国連の推定によると、インドでは人口の半数が屋外で排泄しており、コレラや赤痢、腸チフスなどに感染するリスクにさらされている。
トランプ村とは
引用元:コトバンク
ハリヤナ州 | |
場所 | 上地図の赤部分 |
気候 | 降水量が少ない半乾燥地帯 |
農業 | 雑穀類、米、トウモロコシ、サトウキビ、ワタ、豆類、ムギ類など |
工業 | 製糖、線織物、トラクタ、電機、セメント、製紙など |
(c)AFP
今回「トランプ村」として注目を集めているのはインド北部ハリヤナ州に位置するマロラという小さな村です。
写真を見てもわかる通り、泥れんが造りの家々が並ぶ村で自然豊かな農村だと伺えます。
スラブ・インターナショナルとは?
スラブ・インターナショナルとは、国際ボランティアNGO団体であり、創設者はビンデシュワル・パタク氏。
同氏は40年以上前に同団体を創設し、その目的は衛生改善と下層カースト解放のためであった。その2つの目的と同時達成する手段として同団体では、記事の通りトイレ普及活動を行っており、トイレ普及により病気の蔓延を止め衛生改善を行うとともに、人の排泄物を捨てに行くという嫌な仕事から下層カーストの人々を解放できるとしている。
スラブ・インターナショナルはこれまでに、インド国内に150万台のトイレを設置した。
インドの現実
トイレで用を足す男性と排泄物が流れ込む池で泳ぐ子供たち(c)AFP
・毎年約40万人の子供が汚染された水による下痢で死亡している
・7億人が土壌を汚染しないトイレ施設を使えていない
・首都では5分の1の人口が、下水道のない環境で生活している
・農村地域では、田畑や線路に排泄物が廃棄されている
似たようなことが日本でもあった
実は日本でも似たようなことが日本でもありました。そう、オバマを勝手に応援する会で注目を浴びた福井県小浜市です。一部の人はまだ記憶に新しいと思いますが連日マスコミでも報道されていましたからね(笑)
結局あれはなんだったのかというと「町おこし」の一環だったと言えると思います。
当時の小浜市長であった村上利夫氏は「小浜市の名前を広めてくれたお礼」として礼状をオバマに送っていますしオバマと小浜とかけて話題性を狙った町おこし計画だったんじゃないかなと思います。
結果、テレビでも広く放送されましたしその名前が日本中に広まったことを考えれば目的は達成されており大成功だったと言えるのではないかと思います。
トランプ村の目的とは
日本の小浜市の場合は、当時のアメリカ大統領オバマ氏と小浜市の音が一緒だったために町おこしの一環として利用したのはわかりますが、今回のトランプ村とマロラは名前からではその関連性が分かりません。
なぜトランプ氏なのかというのは少し疑問が残りますが、記事にもある通り目的は、トランプ米大統領の知名度を募金集めに生かすためでしょう。このように話題性を生み、マスコミやネットを通して世界中の多くの人々へ拡散され、スラブ・インターナショナルという団体とその活動やインドの抱える現実が広く認知されるようになることでしょう。現実にこの記事を見ている読者にはそのことが伝えられているはずですから・・・
また憶測ですが、なぜマロラなの?っていう疑問に対して・・
なぜならインドでは不可触民(アンタッチャブル)と呼ばれるカーストの外に属する一部の人たちが他の人の排泄物を処理する習慣があり、現在は法律で禁止されているが一部の農村では今も尚、この習慣が残っているようなのです。
もしかしたらマロラはそういう農村なのかもしれません・・・
興味のある方は一度調べてみて下さい!
トランプ村の日曜日
最後に余談です(笑)
「トランプ村」と某検索エンジンで検索しようとすると「トランプ村の日曜日」が候補で出てきます。疑問に思ったので調べてみました。
これは今回の「トランプ村」とは関係がなく、1973~1993年に放送された『ひらけ!ポンキッキ』という幼児向けテレビ番組で使用された楽曲のタイトルのようです。作詞:高田ひろお、作・編曲:佐瀬寿一、うた:竹田のぶあき
歌詞とか知りたかったのですがそこまでは分かりませんでした。情報をお持ちの方がいましたら教えて頂けると嬉しいです。
それにしてもこのタイトルどういう意味があるんでしょうね(笑)
タグ:インド, スラブ・インターナショナル, トランプ村
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